薬膳茶

更年期の不調には薬膳茶!症状に合わせたアプローチとおすすめレシピ

記事の監修

株式会社薬膳の極み 代表取締役社長

依田 恭平

『薬膳を通じて健康的な社会を創造する』をミッションに、薬膳ダイエット茶のD2C事業・薬膳の資格発行事業を展開。セミナー・講演は累計300回以上開催、述べ2000人以上が参加。NHKジャーナル出演。POLAコラム執筆などメディアに掲載多数。

更年期は、ホルモンバランスの変化によって心身にさまざまな不調が現れます。ホットフラッシュや冷え、疲労感などの症状に悩む方も多いのではないでしょうか?そんな更年期の不調には、体質に合わせた「薬膳茶」がおすすめです。

本記事では、更年期の症状や原因を解説し、症状別に適した薬膳素材やおすすめの薬膳茶レシピをご紹介します。自然の力を活かした薬膳茶を日常に取り入れ、無理なく体調を整えましょう。

目次

更年期とは

更年期とは

更年期とは、加齢による女性ホルモンの減少に伴い、心身にさまざまな変化が現れる時期です。特に、エストロゲンの急激な低下がホルモンバランスを乱し、不調を引き起こします。その影響で、多くの女性が体調の変化や衰えを感じるようになります。

更年期に起こる症状が重く、生活に支障が出てしまう状態を「更年期障害」と言い、症状を軽減させるには十分な睡眠やリフレッシュ、バランスの良い食事などが大切です。

更年期が始まる年齢とその前兆

更年期は、厳密には閉経の前後5年間を含む、おおよそ10年間を指します。閉経の平均年齢は約50歳であり、その前兆は40代半ばから感じると言われています。主な前兆は、以下のような内容です。

  • 月経周期の乱れ(周期のばらつき、頻発月経)
  • ほてりやのぼせ、異常発汗
  • 気分の落ち込みやイライラ
  • 疲れやすさ、倦怠感
  • 体温調節の難しさ(急な暑さや寒さ)

これらの症状は、女性ホルモンの減少による自律神経の乱れや骨盤底筋の弱化により引き起こされますが、個々の体質や生活習慣によって異なります。

更年期のホルモンバランスと自律神経の関係

更年期は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの減少により、自律神経のバランスが乱れることで生じます。自律神経は体温調節や血流のコントロール、感情の安定を司る重要な働きを持っています。しかし、エストロゲンの減少によってその調整がうまくいかなくなり、のぼせや冷え、不眠、イライラなどの症状が起こりやすくなるのです。

このように、更年期のホルモン変化が自律神経を介して体に影響を与え、さまざまな不調を引き起こします。 体調の変化を理解し、適切な対策を取ることが大切です。

更年期によくある症状

更年期によくある症状

更年期によくある症状は、以下の8つです。

  • ホットフラッシュ
  • 冷え
  • 疲労
  • イライラ
  • 動悸・息切れ
  • 肩・首のコリ
  • 不眠
  • 肌トラブル

ここでは、症状の詳しい内容に加えて、症状が出やすい時間帯や季節、悪化させる生活習慣も合わせて解説します。

ホットフラッシュ

更年期に起こる体の不調には、ホットフラッシュがあります。ホットフラッシュとは、突然首から上が熱くなって発汗し、のぼせた状態になる症状です。

更年期に起こるのぼせや発汗の原因は、自律神経の乱れにあります。

自律神経には、体に対してアクセルをかける「交感神経」と、ブレーキとして作用する「副交感神経」があります。更年期になって女性ホルモンが減少すると、自律神経のバランスが崩れてしまうため、適切なケアが必要です。

ホットフラッシュ対策には、興奮状態を落ち着かせるケアが有用です。腹式呼吸や有酸素運動などを、意識的に生活へ取り入れましょう。

冷え

更年期になると、冷えの症状を訴える女性が多くいます。体の冷えは、血の巡りが滞ってしまうことが原因です。

更年期には女性ホルモンの分泌が低下し、自律神経が乱れます。自律神経の乱れは血管収縮を引き起こすため、末端まで十分な血液が流れず手足が冷えてしまうのです。

上半身のほてりと対照的に、下半身が冷たくなる「冷えのぼせ」という症状にも注意が必要です。体を内側と外側の両方から温めることを意識しましょう。

体の冷えはコリや便秘、むくみなどの症状を引き起こすため、早めにケアしてくださいね。ゆっくり湯船に浸かったり、辛味のある食材を摂取したりすると効果的です。

疲労

更年期を迎えて、疲れやすさに悩む女性が大勢います。疲労感は、代謝機能が低下して、体内に余分な物質が溜まってしまうことが原因です。

更年期に女性ホルモンが少なくなると代謝が悪くなり、「寝ても疲れが取れない」「体が重い」などの症状が起こります。

疲労感が影響して、やる気が出ないという症状が現れることがあります。怠けではないので気負わないようにしてくださいね。

慢性的な体のだるさを感じる際は、生活のリズムを見直すことが重要です。規則正しい睡眠と、栄養のある食事を心掛けましょう。

イライラ

更年期に些細なことでイライラしてしまう症状は、ホルモン減少の影響です。更年期にはエストロゲンの分泌が低下し、感情のコントロールが難しくなります。

「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの代謝は、エストロゲンの分泌量と比例します。気を落ち着かせる作用のあるセロトニンが少なくなると、怒りや悲しみ、不安などの感情が表立ってしまいます。

日光を浴びながら、ジョギングやウォーキングをして心の健康を保ちましょう。消化器官のはたらきがセロトニンの分泌に影響を与えるため、腸内環境の整備も効果的ですよ。

動悸・息切れ

更年期によくある症状の一つは、動悸や息切れです。女性ホルモンは心血管を保護しているため、更年期になって分泌量が減少すると、拍動や呼吸が乱れやすくなります。

心臓の動きや呼吸リズムは、自律神経によってコントロールされています。自律神経が乱れる更年期には、突然胸がドキドキしたり、息が苦しくなったりする場合があるため、無理をせず休息を取りましょう。

動悸や息切れには、心身の疲労が影響している可能性もあります。深い呼吸を意識し、アルコールやカフェインを摂りすぎないように注意しましょう。

肩・首のコリ

体のコリは更年期症状の一つです。筋肉が固まってしまう原因は、更年期に起こりやすい血行不良や筋力の低下にあります。

更年期になって女性ホルモンが減少すると、痛みを感じる神経が敏感になります。肩や首、背中は違和感を感じやすいですが、運動をやめてしまうと血流が滞り余計に悪化させてしまいますよ。

体のコリは、少しずつ動かして筋肉をほぐすことを意識してください。

肩や首のコリは、頭痛や吐き気、眼痛に繋がる可能性があります。重症化を防ぐために、ストレッチや体操を生活に取り入れましょう。

不眠

慢性的な不眠は、更年期のはじまりを予兆している可能性があります。加齢によって女性ホルモンの分泌量が低下すると、自律神経のバランスが崩れ、睡眠障害が起こります。

睡眠時は交感神経に対して、体を休める副交感神経が優位となっている状態です。2つの神経のバランスが崩れると、夜寝付けなかったり早く目が覚めてしまったりなどの症状が現れます。

不眠を改善するには、自律神経の切り替えを促すことが大切です。寝る前にストレッチをしたり、温かい飲み物を飲んだりして、副交感神経を呼び覚ますルーティンを取り入れましょう。

肌トラブル

肌の乾燥や吹き出物は、更年期症状の一つです。女性ホルモンの減少に伴って、コラーゲンやヒアルロン酸が減少することが起因しています。加齢を重ねるごとに、肌の新陳代謝が衰えます。ターンオーバーが乱れると、夏場でも肌が乾燥したり、刺激によって湿疹ができたりするため、適切なケアが必要です。

更年期の肌ケアで、最も心掛けたいのは保湿です。コラーゲンやヒアルロン酸が多く含まれる基礎化粧品を選びましょう。

食事を気をつけることも肌の手入れに繋がります。コラーゲンを含む鶏肉や、ビタミンが多い柑橘系などを積極的に摂取しましょう。

症状が出やすい時間帯や季節は?

更年期の症状は、季節や時間帯によって変化 します。

季節による症状の変化

  • 春夏:気温や湿度の影響で、ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり)、めまいが増えやすい。
  • 秋冬:寒さで冷え症が悪化し、日照時間の減少による気分の落ち込みや不安感が増す。

時間帯による症状の変化

  • 夜間:ホットフラッシュや発汗が増え、睡眠の質が低下しやすい。
  • 日中:ストレスや気温の変化によって、ホットフラッシュや体調不良が起こりやすい。

季節や時間帯ごとの変化を理解し、対策を取ることが大切です。

症状の悪化を招く生活習慣

更年期の不調を悪化させる生活習慣には、以下のようなものがあります。

  • 不規則な生活習慣:睡眠不足や不規則な食事はホルモンバランスを乱し、イライラや集中力低下を招く。
  • ストレス:過度なストレスは自律神経を乱し、ホットフラッシュや気分の落ち込みを悪化させる。
  • 喫煙:ホットフラッシュの頻度や強度を増加させ、更年期症状を悪化させる要因となる。
  • 不適切な食生活:高脂肪・加工食品・砂糖の多い食事は体重増加やホルモンバランスの乱れを引き起こし、カフェインやアルコールは睡眠の質を低下させる。
  • 運動不足:筋力や骨密度の低下につながり、更年期の不調を悪化させる。

生活習慣を見直すことで、更年期の症状を和らげることができます。

更年期の不調には薬膳茶でアプローチ

更年期の不調には薬膳茶でアプローチ

更年期の不調の特徴は、以下の4つです。

  • 不調の原因は気血水の乱れ
  • 人によって異なる症状
  • 症状や体質に合った対処が必要
  • 継続的なケアが大切

気血水のバランスを整えたり、体質に合った対処をしたりするには薬膳療法が最適です。薬膳茶は飲む人の症状や体質を考慮しながら作るお茶で、手軽さから生活に取り入れやすい点がメリットです。

不調の原因は気血水の乱れ

更年期に現れるさまざまな不調は、中医学でいう「気・血・水」のバランスが崩れることが大きな要因とされています。気はエネルギーの巡りを司り、血は体の隅々に栄養を届け、水は潤いと老廃物の排出を担っています。この3つがうまく働くことで、健康な状態が維持されるのです。

しかし、更年期には女性ホルモンの減少によって、このバランスが乱れてしまいます。その結果、疲れやすさや冷え、むくみ、肌荒れなどの不調が現れやすくなるのです。こうした体の変化に対応するためには、自分の不調がどのタイプに当てはまるのかを把握し、適切なケアを行うことが大切です。

更年期に必要な「気・血・水」のバランスとは

更年期の不調は「気・血・水」のどのバランスが乱れているかによって、現れる症状が異なります。まずは、自分の体質を知り、それに合った対策を取りましょう

  • 気虚(ききょ):気の流れが滞ると、疲れやすく、免疫力が低下する。
  • 血虚(けっきょ):血液の循環が悪くなると顔色が悪くなり、冷えや貧血を引き起こす。
  • 水滞(すいたい):水のバランスが崩れると、むくみや代謝の低下が見られる。

これらの要素が適切に保たれている状態であれば「健康」と言えます。食生活を見直したり、薬膳茶を取り入れたりすることで、気血水のバランスを整え、不調の改善を目指しましょう。

薬膳茶と漢方薬の違い

薬膳茶は健康維持や体質改善を目的とした飲み物で、主に食材や生薬を使用します。漢方薬ほどの即効性はありませんが、未病を防ぎ、日常的に取り入れやすい点が特徴です。

一方、漢方薬は特定の病気や症状の治療を目的とした医薬品で、厳選された生薬(植物・動物・鉱物由来)を組み合わせて作られます。医師の処方が必要な処方薬もあれば、市販薬として購入できる漢方薬もあります。

それぞれの特性を理解し、目的に応じて適切に取り入れましょう。

薬膳茶が更年期に効く理由

更年期の症状は人によって異なり、画一的な対策では改善が難しいですが、薬膳茶は体質や症状に合わせて選べるため、必要な成分を補いながら無理なく取り入れられます。ここでは、薬膳茶が更年期に適している理由を解説します。

人によって異なる症状

更年期の症状は、人によって異なります。症状の度合いには、体質や生活習慣、遺伝的な要因が影響するといわれています。更年期には多くの女性がホットフラッシュを経験しますが、通院するほど重度な場合もあれば、気が付かない程度の方もいます。

月経前は女性ホルモンの分泌量が低下するため、更年期と似た状態です。月経前に不眠や肌トラブルなどの症状が出ていた方は、更年期にも現れる可能性があります。「どうして自分だけ」と気負わず、体調と上手く向き合いながら過ごすことが大切ですよ。

症状や体質に合った対処が必要

更年期の不調は、症状や体質に合った対処をしてください。更年期症状といっても種類はさまざまで、人によって的確なアプローチの仕方も異なります。

とうがらしやしょうがなどの食材は、冷えの症状を緩和しますが、肌トラブルに悪影響を与えてしまう可能性があります。更年期には、症状に合った適切な対処をすることが大切です。

不足している要素やバランスを崩しやすい原因は、体質によって異なるため、まずは自身の体を正確に把握しましょう。体質を確認する際は、薬膳茶専門店が用意している無料診断も活用してくださいね。

継続的なケアが大切

更年期の症状は、継続的にケアしていくことが重要です。体のバランスが崩れやすい更年期は約10年間続くため、一度症状が緩和しても、不調が再発する可能性があります。

更年期を迎えた女性は、長期的に健康状態を保っていく必要があるため、毎日続けられる手軽なケアが重宝されます。普段の飲み物を薬膳茶に置き換えるだけのアプローチは、生活の中にも取り入れやすい点がメリットです。

女性は、40代半ば〜50代半ばの忙しい時期に更年期を迎えます。無理なく続けられる健康習慣で、更年期の症状を和らげましょう。

更年期に役立つ薬膳素材とその効能

更年期に役立つ薬膳素材とその効能

更年期の不調は「気虚」「血虚」「水滞」の3つに分類され、それぞれに適した食材を取り入れることが大切です。ここでは、更年期の症状に合わせた薬膳素材とその効能を紹介します。

更年期の「気虚」に効く薬膳素材

以下の薬膳素材は「気虚」を改善し、体力やエネルギーを補うのに役立ちます。

  • 高麗人参:エネルギーの補充や免疫機能の向上、疲労回復、ストレス軽減などの多くの利点がある。
  • クコの実:血の巡りを良くし、目の疲れや冷えを改善する作用がある。貧血や冷え性の改善にも効果的。
  • なつめ:気血を補い、心を安定させる効果がある。疲れやすいときや不安感が強いときにおすすめ。

「血虚」タイプのための補血素材

血虚タイプの方は、以下の食材を日常的に取り入れることで、エネルギー不足や貧血の予防、肌や髪の健康維持が期待できます。

  • 黒ゴマ:鉄分やビタミンEが豊富で、抗酸化作用も持ち合わせる。貧血気味の方や髪や肌の乾燥が気になる方におすすめ。
  • 黒きくらげ:鉄分を多く含み、血の巡りを促進する他、食物繊維も豊富で腸内環境を整える働きもある。
  • 金針菜(きんしんさい):鉄分やβカロテンが豊富で、血を補うと同時に視力や免疫力の回復にも役立つ。

「水滞」タイプの巡りを改善する素材

更年期は代謝が低下しやすいため、水分の巡りを整える食材を意識的に取り入れることが大切です。

  • よもぎ:血行を促進し、体を温める作用やデトックス効果がある。
  • はと麦:利尿作用があり、むくみを解消する。加えて、胃腸の働きを助けることで体内の水分バランスを整え、巡りをサポートする。
  • 小豆:カリウムを豊富に含み、体内の余分な水分を排出する。また、血流を促進し代謝を高めることで、冷えやむくみを解消する。

更年期におすすめの薬膳茶レシピ

更年期におすすめの薬膳茶レシピ

更年期におすすめの薬膳茶は、以下の8つです。

  • 紅花+黒豆
  • マイカイ花+陳皮
  • なつめ+当帰
  • しろきくらげ+クコの実
  • カモミール+玫瑰花(マイカイカ)
  • よもぎ+なつめ
  • 生姜+黒糖+シナモン
  • クコの実+菊花茶

薬膳茶は、食材の組み合わせで作用を調節できるため、更年期の不調緩和に最適な療法です。中医学の知識をもとにすれば、自宅でも簡単に薬膳茶作りができますよ。

血流を促進して疲労回復「紅花+黒豆」

疲れを感じやすい更年期の薬膳茶には、血流促進作用のある紅花と、不定愁訴の改善が期待できる黒豆を使います。更年期の不調には、血流の悪化が影響しているため、体を温める紅花を積極的に取り入れましょう。

黒豆はオーブンで30分ほど焼くと、炒ったときのような香ばしさが出ます。紅花と砕いた黒豆をポットに入れ、熱湯を注いだら数分蒸らしてください。

黒豆には女性ホルモンと似たはたらきをするイソフラボンが豊富に含まれているため、更年期の不調に最適な食材です。

ほんのりとした甘みと黒豆の香ばしさで美味しく飲める薬膳茶なので、一度試してくださいね。

爽やかな香りでリラックス効果「マイカイ花+陳皮」

更年期の影響で気が落ち込んでしまう方は、マイカイ花と陳皮を加えた紅茶でリフレッシュしましょう。マイカイ花はバラ科の植物のつぼみで、陳皮は乾燥させたみかんの皮です。爽やかな香りのマイカイ花や陳皮は、気の巡りを良くします。

温かい紅茶にマイカイ花と陳皮をプラスするだけなので、やる気が出ない更年期にもはじめやすいレシピです。紅茶のフレーバーを変えれば、飽きずに楽しめますよ。

紅茶には体を温める作用があり、うつ状態の緩和が期待できます。手軽なティーバッグを使用すればより手軽に作れるため、早速試してみましょう。

血の巡りを良くして動悸を改善「なつめ+当帰」

なつめと当帰を組み合わせた薬膳茶は、更年期の代表的な症状である動悸を和らげます。当帰はセリ科の植物の根を乾燥させた生薬で、血を補う作用があります。なつめは脾胃のはたらきを高めるため、気血の巡りを改善しますよ。

乾燥したなつめと当帰は、水で戻してから使用すると成分が抽出されやすくなります。当帰を入れて15分程火にかけた鍋に、なつめを加えて5分煮出します。当帰が入らないようにざるや茶こしを通してカップに移し、なつめを浮かせましょう。

当帰やなつめは、健康だけでなく美容にも効果が期待されるため、更年期を迎える40代半ば~50代半ばの女性に重宝されるレシピです。

保湿とメラニン抑制で肌のケア「しろきくらげ+クコの実」

更年期の肌ケアには、保湿効果の高いしろきくらげを用いた薬膳茶を飲みましょう。しろきくらげは体に潤いを与える作用があり、保湿効果が抜群です。メラニンの生成も抑制してくれるため、更年期を迎えた際には積極的に取り入れたい食材です。

しろきくらげとクコの実、蓮の実を使ったレシピに挑戦しましょう。しろきくらげとクコの実は、水で戻してから使いますよ。

水の入った鍋にしろきくらげと蓮の実を入れて1時間程煮込みます。はちみつで味を整えたら器に移し、クコの実をのせてくださいね。

クコの実には抗酸化作用があり、アンチエイジングが期待できるため、美容を目指したい方におすすめです。

ストレス緩和におすすめ「カモミール+玫瑰花(マイカイカ)」

カモミールにはリラックス効果があり、更年期のホルモンバランスの乱れによって生じる不安や緊張を和らげ、睡眠の質を向上させます。さらに、消化を助ける働きもあり、ストレスによる胃の不調を軽減する効果もあります。

一方、玫瑰花は血流を促し、気の巡りを整えることで、ストレスや気分の落ち込みをやわらげる薬膳素材です。肌のくすみや乾燥を防ぐ美容効果もあるため、ストレスが原因で肌トラブルが増える方にもおすすめです。

ストレスがたまっていると感じたときや寝る前のリラックスタイムに、このブレンドを取り入れることで、心身のバランスを整えられます。

巡りをサポートする「よもぎ+なつめ」

よもぎは体を温め、血行を促進しながらデトックス効果を発揮する食材です。特に、よもぎに含まれる「クロロフィル」は腸内環境を整え、老廃物の排出をサポートし、体の巡りをスムーズにします。

なつめは「気」と「血」を補い、エネルギー不足や貧血を改善します。さらに、ストレス緩和やリラックス効果もあるため、更年期の精神的な不調をやわらげるのにも適した食材です。

このブレンドは、冷えやむくみが気になる方や疲れやすい方にぴったりです。朝や日中に飲むことで血流が促され、巡りの良い状態を維持できます。

体を温めて冷えを改善「生姜+黒糖+シナモン」

生姜は血行を促進し、体を芯から温める効果があるため、冷え対策に最適な食材です。さらに、胃腸を温めて消化を助ける働きもあり、食欲不振や消化不良の改善にも役立ちます。

黒糖は鉄分やカルシウム、ミネラルが豊富で、エネルギー補給や血行を良くする働きがあります。体を温める作用があるため、特に冷え性の方におすすめです。

シナモンは毛細血管を拡張し、血流を改善する働きがあります。加えて抗酸化作用もあるため、老化防止や免疫力向上にも有効です。

このブレンドは、手足の冷えや寒さを感じやすい方が朝や日中に飲むと、体が温まって巡りが良くなります。

美容と健康を同時に叶える「クコの実+菊花茶」

クコの実には、抗酸化作用が高いβカロテンやビタミンCが豊富に含まれ、肌の老化を防ぎながら、美白効果も期待できます。さらにルテインが視力をサポートし、目の疲れを和らげる働きもあります。

菊花茶は目の疲れや炎症を鎮める効果があり、長時間のスマホやパソコン作業で目を酷使する方にぴったりです。加えて解毒作用によって、体内の余分な熱を取り除きながら血流を促進するため、体の巡りを整えるのにも役立ちます。

美容や健康を意識する方におすすめのブレンドで、日常的に取り入れることで、内側から美しさと健やかさを引き出せます。

薬膳茶を効果的に取り入れるコツ

薬膳茶を効果的に取り入れるコツ

薬膳茶は、飲むタイミングや量、温度によって効果が変わります。ここでは、薬膳茶の最適な飲み方や注意点について解説します。

薬膳茶はいつ飲むのがベスト?効果的なタイミング

薬膳茶は、飲む時間によって得られる効果が異なります。

  • 朝:代謝を高め、エネルギーを補うために、血流促進系のブレンドが適している。
  • 昼:ストレスを感じやすい時間帯なので、リラックス効果のあるブレンドを選ぶ。
  • 夜:リラックスした状態で良質な睡眠を得るために、鎮静作用のあるブレンドを飲む。

目的に合わせて飲むタイミングを調整することで、薬膳茶の働きを最大限に活かせます。

薬膳茶の1日あたりの適量は?飲みすぎに注意

薬膳茶は健康をサポートしますが、過剰摂取すると逆効果になります。

  • 1日2~3杯を目安に飲むのが理想。
  • 体質によっては、利尿作用が強すぎたり、胃腸に負担がかかったりすることがあるため、飲み始めは少量から試す。

適量を守ることで、薬膳茶の恩恵を無理なく受けられます。

ホットでもアイスでもOK?季節ごとの楽しみ方

薬膳茶は基本的にホットで飲むことをおすすめしますが、季節に合わせて飲み方を変えると、より快適に楽しめます。

  • 冬・寒い時期:ホットで飲むことで体を温め、血行を促進する。
  • 夏・暑い時期:冷房で冷えやすい方はホット、熱を冷ましたい場合はアイスがおすすめ。
  • 春・秋:気温差が大きいため、その日の体調に合わせてホットとアイスを使い分けるとよい。

季節や体調に合わせた飲み方を意識することで、薬膳茶を無理なく続けられます。

通販で購入できる薬膳茶「めぐりこまち」

通販で購入できる薬膳茶「めぐりこまち」

市販の薬膳茶は通販での購入がおすすめです。通販なら自宅から簡単に、気になる商品をチェックできますよ。

薬膳茶で効果を得るには、自身に合った種類を選ぶことが重要です。「めぐりこまち」では、無料の体質診断の結果から最適な商品を提案してくれますよ。

「めぐりこまち」の口コミを確認すると、ほんのり甘い味わいで飲みやすい点が好評でした。

効果が期待できて飲みやすい薬膳茶なら、健康習慣を無理なく続けられるでしょう。

「めぐりこまち」の特徴と成分のこだわり

「めぐりこまち」は、体質改善を目的に開発された薬膳ブレンド茶です。厳選された茶葉と薬膳素材を使用し、国内で製造されています。自然の力を活かし、健康維持やダイエットサポートに役立つ成分を豊富に含んでいます。

それぞれのブレンドは、異なる目的に合わせた素材を使用し、むくみ・冷え・疲れやすさなどの悩みにアプローチできる点が特徴です。ほんのり甘みのある飲みやすい味わいで、薬膳茶初心者でも続けやすく、日常に取り入れやすいお茶です。

どんな体質に合う?「めぐりこまち」の選び方

「めぐりこまち」は、体質や悩みに合わせて選ぶことで、効果を実感しやすくなります。

  • 青のめぐりこまち:水分代謝を促し、むくみを解消したい方。
  • 白のめぐりこまち:滋養強壮作用があり、疲れやすい方やエネルギー不足を感じる方。
  • 黄のめぐりこまち:巡りを良くし、冷えやコリの改善したい方。

目的に合ったブレンドを選ぶことで、健康の維持や体調管理に役立ちます。

おいしい薬膳茶で更年期を楽しく過ごそう

おいしい薬膳茶で更年期を楽しく過ごそう

更年期には、女性ホルモンの分泌が急激に低下するため、体調を崩しやすくなります。人によって現れる不調が異なるため、症状や体質に合ったアプローチをすることが大切です。

めぐりこまち」では体質診断から自身に合った商品を選べますよ。

おいしい薬膳茶を飲みながら、無理のない体調管理を心掛けましょう。

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