薬膳茶と聞くと「苦くて飲みにくそう」「自分で作るのは難しそう」「面倒くさそう」というイメージがありませんか?
実は、その反対です。薬膳茶に使用される素材は普段食べている季節の食材が中心です。そのため、やさしい甘味があり飲みやすいうえ、ティーパックの薬膳茶ならお湯を足すだけで手軽に飲むことができます。生活に取り入れやすい薬膳茶は、昨今の健康意識の高まりで注目されています。健康習慣に薬膳茶をまだ取り入れていない方は、ぜひ今回で薬膳茶の魅力を知ってください。
今回は、薬膳茶の基本的な知識や選ぶポイントについて紹介します。また、飲みやすく自分の体質に合った薬膳茶も紹介します。この薬膳茶は”初めての薬膳茶”としておすすめなので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
薬膳茶とは?
薬膳茶は、中国の伝統医学(中医学)に基づき生薬や季節の食材を使用したお茶です。生薬とは、薬効を持つ自然の植物のことで、主に葉や茎、根っこのことをいいます。生薬を含む薬膳茶は、症状の原因に働きかけるので根本的な改善に効果的です。
日々の体調悩みの原因を作るのは、体質も関係しています。冷え症なのか水分を溜め込みやすいのかなど、体質は人それぞれ違います。そのため、病院で万人に処方されるような薬と違い”自分に合った”という点が薬膳茶において重要になってきます。自然の素材を使用する薬膳茶は、体に負担をかけず穏やかな作用に期待ができるお茶です。
漢方茶との違い
生薬を使用するお茶には、漢方茶もあります。混同しやすい薬膳茶と漢方茶ですが、いくつか違いがあります。まず、効果についてですが、薬膳茶と比べ漢方茶の方が効果を早い段階で実感できます。理由としては、使用される材料の違いです。
<使用する材料の特徴>
- 薬膳茶…旬の食材を使用(生薬を含む)
- 漢方茶…生薬や薬草
薬膳茶は旬の食材や普段食べている野菜、果物を中心に使用します。この食材の中には効能を持つ生薬も含まれています。漢方茶は効果を早く実感しやすい一方、味のクセが強く価格も高い傾向があります。冒頭で触れた「苦くて飲みにくそう」という薬膳茶のイメージは、実は漢方茶に近いです。漢方茶は薬膳茶よりも効果を得やすい特徴がある一方、生薬や薬草の苦味をダイレクトに感じます。体質を整えるには、続けることが大切です。続けやすく体質を整えるなら薬膳茶の方がおすすめです。
薬膳茶と漢方茶の違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
薬膳茶の基本的な知識
薬膳茶を適切に取り入れるためには、もう少し詳しく薬膳茶について知りましょう。薬膳茶がなぜ体に良いのかを知ると、すぐにでも取り入れたくなるはずです。今の悩みを解決するヒントがあるかもしれません。
中医学の知識を使って体を整えるお茶
薬膳茶は中医学の知識に基づき、体のバランスを整えるために飲まれるお茶です。中医学は、二千年以上も人々の健康管理に活用されてきた中国伝統の医学で「自然の力を利用した健康維持」を目的としています。
中医学では、気血水や陰陽のバランスを重視します。
<気血水>
- 気…エネルギー
- 血…栄養
- 水…潤い・排泄
<陰陽>
- 陰…暗い、寒い
- 陽…明るい、温かい
気・血・水の3つがバランス良く体内を巡り、陰陽も平衡を保った状態が理想的とされます。体調が優れない時、中医学では体の中の気血水や陰陽のバランスが乱れていると考えます。その不足する成分を補う目的で飲まれるのが、薬膳茶です。
食材が持つ効能を活用する
薬膳茶に使用される食材の効能は、健康や美容に関係します。中医学では、「口にするものはみな、薬である」という薬食同源の考えが根本にあります。体に入れる物は薬と同じ効果があり、食べる物で体が作られるという意味です。健康であるためには血液や老廃物がスムーズに流れることが重要です。栄養の吸収が促進され、体全体の免疫機能が高まります。
また、美容面だと肌のハリやツヤが復活し、荒れにくい強い肌を作ります。健康のためにはバランスの良い食事が大切であることはご存知だと思いますが、美容面のお悩みに対しても薬膳茶は有効です。例えば、エイジングケアしたい方には抗酸化作用のある黒豆や小豆を含む薬膳茶がおすすめです。手足の冷えが気になるという方は、生姜やシナモンを使った薬膳茶を試してみましょう。
食事で栄養補給する要領と似ていますが、薬膳茶ならより手軽に普段の生活へ取り入れられます。
薬膳茶で使用される食材とは?
薬膳茶では身近な食材が使用されます。黒豆、小豆、なつめなどやさしい甘味を持つものや、生姜やきくらげといった食材も使用されます。朝鮮人参やドクダミなど苦味のある食材も使用されますが、甘味のあるクコの実や竜眼肉というライチに似た果実を足し、苦味をマイルドにした薬膳茶も多いです。
また、マイカイカや紅花、菊花などの花もよく使われます。味や香りだけでなく、煮だした色も素材によって違うので目でも楽しめます。
体質や季節に合わせて選ぶ
薬膳茶は、体質や季節に合わせて選ぶことが重要です。健康で理想的な体を作るために、まずは自身の体質を確認しましょう。
中医学では、気虚・陰虚・血虚・陽虚・気滞・水毒・瘀血・陽熱の8つに体質を分類する考え方があります。
- 気虚…元気がなく、顔にツヤがない状態
- 陰虚…粘膜が乾燥し、のぼせや空咳など体に熱を感じる状態
- 血虚…顔色が悪く栄養不足
- 陽虚…冷え性で関節痛や腰痛がある人
- 気滞…イライラしやすく、消化不良や頭痛などの症状がある人
- 水毒…水の巡りが悪く、むくみやめまいがある状態
- 瘀血…血流が滞り痔や月経不順が起こる人
- 陽熱…ストレスや飲酒などにより熱がこもっている状態
体の調子は環境や季節でも変化します。忙しい毎日で自分の体調と向き合うことはなかなか難しいです。そんな時に体の内側から整えてくれる薬膳茶があると、体に負担をかけずに対処できます。
飲み続けることで効果に期待◎
薬膳茶は、飲み続けることで効果に期待ができます。即効性よりも「気が付いたら不調がなくなっていた」という状態を目指すのが薬膳茶です。
薬膳茶による健康管理は薬やサプリメントと異なり、自然の力で体のバランスを整える方法です。症状として感じる不調は体内のバランスが乱れた結果です。薬膳茶で徐々に元の状態に戻していきましょう。そのためには、飲み続けることが大切です。体質を整えるには時間が必要だからです。
例えば、ダイエット目的で薬膳茶を試す場合も、体重が減らないからといって中断せず、最低でも半年ほどは飲み続けてください。肥満の原因に適した薬膳茶を習慣的に飲むと、徐々に体型やむくみが気にならなくなってくるでしょう。
代表的な薬膳茶
ここからは、代表的な薬膳茶の種類とその特徴を紹介します。
薬膳茶と聞くと、私たちに馴染みがないイメージがあるかもしれません。実は、身近な食材が用いられた薬膳茶もあるんです。
馴染み深いものから、日本ではまだあまり知られていない薬膳茶まで、幅広く紹介します。
黒豆茶
黒豆茶とは、大豆の一種である黒豆を香ばしく炒って煎じたお茶のことです。
黒豆は、大豆に比べて「アントシアニン」という成分が豊富に含まれています。「アントシアニン」とはポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があるのが特徴です。
そのため、メタボリックシンドロームの予防や血糖値の上昇を抑えてくれる効果が期待できるため、ダイエット中の人や生活習慣の予防をしたい人から注目されています。
さらに、黒豆茶には「サポニン」という成分が含まれています。「サポニン」には肝臓の機能を整えたり、悪玉コレステロールを減少させる働きがあります。
そのため、ダイエットに限らず、健康を意識している人におすすめしたい薬膳茶です。
生姜茶
生姜茶とは、飲み物の中に生姜のすりおろしを加えたり、薄切りにした生姜を煮出した飲み物です。
近年の「温活」ブームから、ティーバッグタイプの生姜茶や、ジャムタイプの生姜茶をお店で見かける機会も増えてきました。
生姜には、辛み成分である「ギンゲロール(ジンゲロール)」が豊富に含まれています。ギンゲロール(ジンゲロール)には血行を促進し、体を温める効果が期待できるため、冷え性に悩んでいる人におすすめです。
生姜は温め効果が高いことから、よく紅茶と合わせて飲まれています。なぜなら、紅茶に体内で熱を作り出す作用があるため、生姜と組み合わせて飲むと、体を相乗的に温められるからです。
さらに、生姜には抗炎症作用や鎮痛作用もあるため、風邪の引き始めや季節の変わり目に生姜入りの薬膳茶を飲むと、その効果を実感できるでしょう。
そのままですと、ピリピリとした辛味があるため、砂糖やハチミツを加え、飲みやすく仕上げることがほとんどです。どこかホッとする味なので、リラックス効果も期待できるでしょう。
菊花茶
菊花茶とは、食用の菊の花を乾燥させて煎じたお茶のことです。中国では2000年以上も前から生薬として重宝されてきました。
生薬と聞くと、渋みや苦味をイメージしますが、菊花茶は華やかな香りとほんのり甘い味わいがあり、薬膳茶を飲むのが初めての人でも飲みやすいという特徴があります。
その香りからリラックス効果も高く、ティータイムに飲むこともあるようです。
菊花茶には「クサンテノン」と「ビタミンA」が豊富に含まれています。これらはいずれも目のかすみや疲れ目に効果を発揮すると言われています。
そのため、スマートフォンを見る時間が長い人や、仕事でパソコン作業が多い人にぜひ飲んでほしい薬膳茶です。
また、菊花茶には「ビタミンB1」や「ビタミンE」も豊富です。これらは肌の代謝や、肌の健康をサポートしてくれます。
美肌を目指したい人にもぜひ飲んでいただきたい薬膳茶です。
天草茶
天草茶とは、古くから生薬として親しまれている「甘草(カンゾウ)」を煎じた薬膳茶です。
甘草の最大の特徴は、強い抗炎症作用があることです。特に「グリチルリチン酸」という成分が、炎症のリカバリーをサポートしてくれます。そのため、胃の痛みや関節痛の緩和に効果が期待できるでしょう。
甘草茶には免疫力アップにも効果が期待できるため、体調不良時はもちろん、体調を崩しにくい体作りにも役立ちます。甘草茶は甘い風味で飲みやすく、日常的に飲むお茶としてもピッタリです。
その優しい甘さから、リラックス効果や、ストレス緩和にも効果を発揮してくれるでしょう。
また、甘草には悪玉コレステロールの減少に効果が期待できる「サポニン」も含まれています。サポニンには脂肪燃焼を助け、代謝の向上にも役立つため、体の中からスッキリしたい人にもおすすめです。
陳皮茶
陳皮とは、みかんの皮を天日に干して乾燥させたものです。この陳皮を煎じたものが陳皮茶です。
陳皮茶には、体を温めてくれるポリフェノール「へスぺリジン」が含まれています。そのため、冷え性の人におすすめしたい薬膳茶です。
さらに、陳皮には胃腸の働き活性化させたり、消化吸収をサポートしてくれる効果もあるため、胃腸が弱い人や、食後胃がむかつきやすい人におすすめです。
陳皮は、天日干ししてもみかんの爽やかな香りが残っています。この香りに癒される人も多く、ストレスの緩和や気分のリフレッシュにも役立つでしょう。
また、陳皮には脂肪分解酵素である「リパーゼ」を活性化する「シネフリン」が含まれています。シネフリンは、効率良く脂肪を分解する手助けをしてくれるため、代謝アップに効果が期待できます。
そのため、ダイエット中の人にもぜひ飲んでいただきたい薬膳茶です。
ルイボスティー
ルイボスティーとは、南アフリカ共和国で収穫されるハーブである「ルイボス」を煎じたお茶のことです。
ルイボスティーには、ナトリウムを体の外に排出してくれる「カリウム」が豊富に含まれています。カリウムが体内に入ると、体内に過剰に摂取された塩分を排出してくれるため、デトックスやむくみ解消に役立ちます。
さらに、抗酸化作用のある「ケルセチン」が豊富に含まれているのも嬉しいポイントです。「ケルセチン」は血行を促進させたり、動脈硬化を予防したりと、健康維持に嬉しい成分も含まれています。
ノンカフェインなので妊婦さんにも安心です。ぜひ、健康維持の一環として取り入れてみましょう。
五味子茶
五味子茶とは、チョウセンゴミシの果実を乾燥させて煎じたお茶です。チョウセンゴミシの由来は「酸味・苦味・甘味・辛味・塩味」をすべて感じることが由来となっています。
そのため、五味子茶の香りと味わいは独特ですが、不思議と心が落ち着き、リラックス効果が得られると言われています。五味子には強力な免疫力強化作用があるため、免疫力をアップさせたい人におすすめです。
さらに、五味子茶には強い抗酸化作用があるため、アンチエイジングのサポートとしても役立ちます。
また、五味子茶には胃腸の動きを活発化させたり、消化吸収のサポートにも効果を発揮するため、体が弱っている時にも飲んでいただきたい薬膳茶です。
決明子茶
決明子茶とは、「決明子(ケツメイシ)」というエビスグサの種を煎じたお茶のことです。中国では古くから親しまれており、日本でも生薬として重宝されるようになってきました。
決明子には、目の健康をサポートしてくれる「フラボノイド成分」が豊富に含まれています。そのため、パソコン作業による視力低下や、長時間スマートフォンを見ている現代人におすすめしたい薬膳茶です。
さらに、決明子茶には利尿作用もあるため、むくみやすい人やデトックス効果を得たい人にもピッタリです。
また、決明子には脂肪燃焼効果や代謝アップも期待できるため、ダイエット茶としても注目されています。
薬膳茶の簡単なレシピ
薬膳茶をもっと身近に感じていただくために、自宅で簡単に作れる薬膳茶レシピを紹介します。
- 眼精疲労が気になる方へ「クコの実+菊花」
- 胃腸のはたらきを助ける「なつめ+陳皮」
- ストレス緩和には「なつめ+シナモン」
- 冷え性の方におすすめ「ほうじ茶+生姜」
自宅で薬膳茶を作る際は、スーパーで購入できる食材を使った簡単なレシピから始めましょう。基本的な食材の組み合わせと作り方を知れば、初めての方でも手軽に美味しい薬膳茶を楽しめます。
眼精疲労が気になる方へ「クコの実+菊花」
日常的にパソコンやスマートフォンを見る機会が多いと、目の疲れが気になりませんか?クコの実と菊花を使った薬膳茶は、目のトラブル解消おすすめです。
作り方は、クコの実と菊花を入れたカップにやさしくお湯を注ぎ、3分ほど蒸らすだけです。クコの実は甘みがあって食べやすく、肝臓や腎臓を丈夫にする効果も期待できるため、健康作りに最適な食材です。クコの実や乾燥した菊花は、スーパーでも購入できます。お茶にして飲めば簡単に成分を摂取できるため、目のかすみや疲れを感じた日はぜひ試してみてください。飲み慣れてきたら高麗人参をプラスすると、眼精疲労の緩和により高い効果を期待できます。
胃腸のはたらきを助ける「なつめ+陳皮」
なつめは胃腸を元気にする働きがあり、胃もたれや消化機能が弱っている時におすすめの食材です。陳皮はみかんの皮を乾燥させたもので、リラックス効果のある食材です。
なつめと陳皮を入れたカップにお湯を注ぎ、3分ほど蒸らしたら陳皮を取り出します。陳皮は熱しすぎると香りが飛んでしまい、効能も薄れてしまうため注意してください。程よい甘味があり、子どもでも飲みやすい薬膳茶です。
ストレス緩和には「なつめ+シナモン」
仕事やプライベートのストレスに加え、女性はホルモンバランスの乱れなど精神的なバランスが乱れやすいです。過度なストレスは胃腸の働きを低下させるので、便秘や下痢などの症状につながります。
先ほども紹介したなつめは自律神経を整える働きもあり、シナモンは胃腸の働きを促します。どちらの食材も甘さがあるので、ダイエット中にもおすすめのお茶です。粉末のシナモンが販売されているので、なつめとお湯を入れた後に適量足してください。ちなみに、煮だしたなつめは食べられるのでまるごと摂り入れましょう。
冷え性の方におすすめ「ほうじ茶+生姜」
温活食材として知られている生姜は、体を温めるショウガオールとジンゲロールという成分を含みます。ほうじ茶にはアミノ酸のテアニンというリラックス成分が含まれています。
手や足先が冷たい末端冷え性で寝つきが悪い方は、ほうじ茶に生姜を混ぜて飲んでみてください。就寝前に飲むとホッと気持ちが落ち着き、指先まで温かくなるので眠りやすいです。
気分をスッキリさせたい時は「ローズマリー+柚子はちみつ」
なかなか気持ちを切り替えられない時や、頭が冴えない時は、ローズマリーを取り入れてみてはいかがでしょうか。ローズマリーには、血行を促してくれる効果が期待できるため、集中力アップや気分転換におすすめです。
また、気分転換にリラックス効果もあるため、PMSなどで気分が沈んでいる女性にも取り入れていただきたい薬膳茶です。柚子とはちみつを加えることで、飲みやすく仕上がっています。
作り方は、ローズマリーと薄くスライスした柚子を水から煮出し、はちみつを加えるだけです。一息したいティータイムに作ってみてはいかがでしょうか。
薬膳茶を作る際のポイント
せっかく薬膳茶を作るなら、美味しく作って長く楽しみたいですよね。
紹介する5つのポイントを覚えて、薬膳茶の効能を最大限に引き出しましょう。
食材は有機栽培や無農薬のものを選ぶ
薬膳茶に用いる食材は、有機栽培や無農薬のものがおすすめです。なぜなら、食品に農薬や化学肥料が残っていると、本来食材が持っている効能が弱まってしまう可能性があるからです。
また、食材を購入したらできるだけ早く薬膳茶作りに取り掛かりましょう。食材の腐敗も効能が弱まる原因の1つです。
可能であれば購入したその日に作るのが理想です。
旬の食材を取り入れる
薬膳茶を作る際、旬の食材を取り入れてみましょう。旬の食材は特に栄養が高まるため、薬膳茶の効能をより効果的に感じられるでしょう。
例えば、寒い時期に体を温めたい場合は、寒い時期に旬を迎える生姜や陳皮を取り入れれば、冷え性の改善がより効果的になるはずです。
体の調子はその人の持つ免疫力だけではなく、気候や環境によって変化します。自分の体調に最もあった旬の食材を薬膳茶に取り入れて、健やかな毎日を送りましょう。
目的に合わせた比率で調合する
食材の選び方だけではなく、目的に合わせた比率で調合することもポイントです。比率をよく考えて調合すると、効果や効能に相乗効果がもたらされるだけではなく、飲みやすくなるメリットもあります。
例えば、冷え性を改善したいと考えている時は生姜の比率を増やし、アンチエイジングを始めたい場合は菊花茶の比率を増やすと、より効果的に健康効果を感じられるはずです。
ただし、目的ばかり気にして食材の相性を無視してしまうと、飲みづらい味わいになってしまう可能性があるため注意してください。
食材の種類が多すぎるのも味わいが複雑になりすぎて、雑味が出る可能性があるため、避けた方が無難です。まずは、相性の良い食材を2〜3種類ブレンドしてみることから始めてみましょう。
効能が最大限活きるように抽出する
薬膳茶の効能を最大限に引き出すには、抽出方法にも気を配りましょう。特に、抽出時間は長すぎても短すぎてもいけません。
なぜなら、抽出時間が短すぎると、食材が持つ栄養成分が十分に抽出されないからです。反対に長すぎると成分が変質してしまう恐れがあるため、食材の種類や、食材の大きさに合った抽出時間にしましょう。
さらに、抽出温度は低すぎても高すぎてもいけません。温度が低いと栄養成分の抽出に時間がかかってしまい、反対に温度が高いと成分が変質する恐れがあります。
抽出時間と抽出温度を正確に測り、美味しさも効能もしっかり引き出しましょう。
劣化しないように保存する
薬膳茶は直射日光や湿気、熱に弱いため、茶筒に入れて保存しましょう。茶筒は密閉性に優れ、直射日光や熱、湿気から守ってくれるため、劣化するスピードを抑えてくれます。
しかし、適切な保存方法を守っていても、時間の経過とともに少しずつ劣化していきます。そのため、できるだけ長期保存は避け、1週間程度で使い切りましょう。
薬膳茶の注意点
薬膳茶の素材を集め自宅で作る時と市販の薬膳茶を飲む時に、いくつか知っておきたいポイントがあります。難しいことではなく、美味しく効果的に飲むためにぜひ押さえておいて欲しいポイントです。
作る時の注意点
自分で素材を組み合わせて薬膳茶を作る場合は、次の2つのポイントがあります。
- 素材の大きさを均一にする
- 抽出時間に注意する
素材によって大きさにばらつきがあるので、お湯を入れる前に大きさを揃えましょう。素材の大きさが小さいほど抽出時間が短くて、味や香りがしっかり出ます。ただ、小さくするとお茶と一緒に素材も飲み込んでしまい飲みにくいです。パックに包むと飲みやすく、後片付けも楽です。また、香りの良い花や柑橘の皮などは抽出時間が長いと香りが飛びます。良い香りがしたら花びら等は先に取り出しましょう。
飲むときの注意点
薬膳茶を飲む時の注意点は、次の2つのポイントがあります。
- ホットで飲む
- カフェインの有無を確認
お湯で煮出すと、食材や生薬の有効成分がしっかり出ます。また、温かい飲み物は血管を広げ血液の巡りを整えるので、より効果に期待ができます。もちろん、暑い時は冷たくしても飲めます。胃腸への負担を減らすために氷をたくさん入れて飲むより、常温か少し冷えているくらいで飲みましょう。
また、薬膳茶によってカフェインが含まれている物も多いです。集中力を高めたり、リフレッシュに良いカフェインですが人によって夜の寝つきに影響する場合もあります。薬膳茶を飲む時は、カフェインが含まれているのか確認をしましょう。
薬膳茶を飲むべき人とは
健康に良いお茶はたくさん販売されているので、薬膳茶を選ぶべきか悩む方も多いでしょう。その中でも薬膳茶を選ぶべき人を紹介します。
自然素材で体調を整えたい
自然素材で体調を整えたいと考える人は、薬膳茶がおすすめです。
健康面での悩みや症状があると、薬を飲むこともあると思います。症状に対して素早い効果が期待できますが、体に対しての負担はいかがでしょう?人工的な物質で製造される薬は、腸内細菌の編成を変えてしまうほどの強い効果があります。腸に良い働きをする善玉菌が減ると免疫細胞の低下にもつながるので、できる限り負担の少ない物で症状にアプローチしましょう。
また、健康茶として販売されているお茶よりも、効能のある食材をブレンドした薬膳茶の方が体調を整えやすいです。
未病へアプローチしたい
未病とは、病名の付かない体の不調です。未病に対してアプローチできる方法の一つとして、薬膳茶は効果的な方法です。なぜなら、薬膳茶は不調の根本である体質を整える働きがあるからです。体のだるさや疲労など、日々感じる不調は病気ではないですよね。
ただ、未病を放置すると何か大きな病気の発症に繋がる恐れもあります。ストレスの蓄積や肩こりなど、日常の悩みであっても解消していくことが必要です。
気分をリフレッシュしたい
薬膳茶は、気分をリフレッシュしたい時にもおすすめです。
薬膳茶が持つ香りには、気分をリラックスさせてくれたり、頭をリフレッシュしてくれたりと、健康効果だけではなく、精神面にもアプローチしてくれます。香りも甘い香りや香ばしい香り、華やかな香りまでさまざまです。
ぜひお気に入りの薬膳茶を見つけて気分転換してみてくださいね。
今の健康習慣に+αしたい
健康的な生活を既に行っている方も多いでしょう。例えば次のような習慣です。
- 減農薬や有機食材を選ぶ
- 足りない栄養素を補うサプリメントの活用
- ウォーキングなどの日常的な運動
このような生活をされている方は、+αとして薬膳茶を取り入れましょう。1日に摂る水分を薬膳茶に変えることで、効率的な健康習慣になります。
例えば、取り入れる水分として水を選ぶ方も多いでしょう。中には水道水を飲む方もいますが、浄水していない水道水は健康な水分とはいえません。微量ながら含まれてる塩素は必要な菌まで攻撃してしまいます。ミネラルや食物繊維を含み、体質を整える薬膳茶に変えることで毎日無駄のない健康生活ができるでしょう。
【初心者でも安心】薬膳茶を選ぶ 3つのポイント
では早速、薬膳茶を始めたいという方もいると思いますが、選び方が分からないですよね。薬膳茶が初めてだとどれも同じように見えてしまいませんか?買ってから後悔しないために、薬膳茶を選ぶうえで重視したい3つのポイントを紹介します。
悩みの解消に効果的な素材を
薬膳茶は、食材を組み合わせて作るのが基本です。食材の持つ効果を高めたり、反対に作用を穏やかにするために2〜3個の食材を一緒に摂り入れることが効果的です。
中医学には、食材を五味と五性に分類する考え方があります。五味には、辛・苦・甘・鹹・酸があり、味や香りだけでなく、食材が体にもたらす作用によっても分けられます。五性は、寒・涼・平・温・熱の温度を示す5つの分類です。多くの食材は体を冷やしたり温めたりする特性を持ちます。薬膳茶を作る際は、体質や季節に合わせて、適切な食材を摂り入れましょう。
体質に合っているか
自分の体質に合う薬膳茶を選ぶことは最も重要です。人気や価格だけで薬膳茶を決めるのはNGです。しかし、自分の体質に合う薬膳茶がどれなのかは分かりませんよね。漢方薬局のように悩みを相談をして調合してもらう訳ではないので、選んだ薬膳茶が「自分に合う薬膳茶」なのかは判断が難しいです。
自分の体質や、体質に合った薬膳茶を知りたいなら無料でできる体質診断を行ってください。飲み始めてから体質に合っていないと後悔しないためにも、ぜひお試しください。
継続して取り入れられるか
自然の食材を使用する薬膳茶は体にやさしく働きかけます。そのため、1度や2度飲んだだけでは効果は実感しにくいです。あくまで薬膳茶は症状の根本に働きかけるので、最低でも2週間は飲み続けてください。そのため、継続して摂り続けられるかという点も大切になってきます。
買いに行く手間があると、いくら自宅から近いスーパーであっても面倒に感じませんか?薬膳茶はあなたの習慣に取り入れていただきたいので、飲み忘れがないようにして欲しいです。そのため、おすすめは通販の定期購入です。定期購入と聞くと「値段が高い」や「解約が面倒くさそう」というイメージがありませんか?確かに、そのような会社もあるでしょう。しかし、薬膳茶を1人でも多くの人に飲んで欲しいという想いから作られた薬膳茶があります。その薬膳茶は定期購入であっても初回で解約可能で、お得に始められます。
おすすめの薬膳茶について詳しく紹介します。
「めぐりこまち」は薬膳茶初心者におすすめ
3つのポイントを踏まえると、薬膳茶初心者には「めぐりこまち」がおすすめです。
ここからは「めぐりこまち」の商品の特徴について紹介します。
めぐりを良くしたい人は「黄のめぐりこまち」がおすすめ
めぐりを良くしたい人には「黄のめぐりこまち」がおすすめです。
「黄のめぐりこまち」はデトックス効果が高いため、便秘気味の人や胃腸に負担がかかっている人が飲むと体の内側からスッキリするはずです。
また、ストレスを感じやすい人のために作られているため、高いリラックス効果が期待できます。
体のエネルギーが不足している人は「白のめぐりこまち」がおすすめ
体のエネルギーが不足し、バテ気味な人には「白のめぐりこまち」がおすすめです。
「白のめぐりこまち」は体の代謝を高めイキイキとした毎日をサポートしてくれます。虚弱体質の人や、冷え性の人はぜひ試してみてください。
むくみ予防・代謝アップには「青のめぐりこまち」がおすすめ
むくみ予防や代謝アップには「青のめぐりこまち」がおすすめです。
「青のめぐりこまち」はむくみやすい体質の人に作られているため、下半身太りが気になる人や体のだるさが気になる人はぜひ試してみてください。
めぐりこまちの効果を最大限に引き出す飲み方
「めぐりこまち」の効果を最大限に引き出すために、飲むタイミングも意識してみましょう。
ここでは、飲むタイミングやおすすめの飲み方について紹介します。
食事と一緒に飲めば糖質や脂肪の吸収を抑えるサポートをしてくれる
「めぐりこまち」は高いデトックス効果が期待できるため、食事の時に飲めば糖質や脂肪の吸収を抑えるのに役立ちます。
揚げ物や中華料理などの脂っこい食事を食べる時はぜひ「めぐりこまち」を飲んでリセットしましょう。
ティータイムや就寝前に飲めばリラックス効果も期待できる
薬膳茶は精神面にも良い効果をもたらしてくれるため、ティータイムや就寝前に飲めば高いリラックス効果を得られるでしょう。
その際、香りも楽しみながらいただくと、よりリラックス効果が高まります。
自分好みにアレンジして飲める
炭酸で割ったり、レモンを加えるなど、自分好みにアレンジできるのも「めぐりこまち」の魅力的なポイントです。
ぜひ、自分のお気に入りレシピを見つけて、楽しい薬膳茶ライフを送りましょう。
おいしく続けやすい薬膳茶は「めぐりこまち」
生活に薬膳茶を取り入れてみたいと思っているなら「めぐりこまち」がおすすめです。世界中から厳選素材を組み合わせ、飲みやすさにこだわって作られています。めぐりこまちには、青・白・黄色3種類の薬膳茶があります。それぞれ、むくみ解消や滋養強壮、巡りの改善といった効果に期待ができるため、自分の悩みに合った商品を取り入れることができます。
めぐりこまちが人気の理由
「めぐりこまち」が人気の理由は、自分に合った薬膳茶が選べる点と薬膳茶が初めての方でも安心して取り入れることができる点です。それぞれについて詳しくご紹介します。
自分の体質に合った薬膳茶が分かる
あなたは自分の体質がどのようなものか答えられますか?なかなか自分の体のことであっても、理解している方は少ないと思います。また、体質を改善するために何が必要なのか分かる方は、もっと少ないでしょう。悩みに対し正しいアプローチをするためには、自分の体質をしっかり理解することから始めましょう。「めぐりこまち」では無料の体質診断を行っています。
体質診断では次のようなタイプが分かります。
- エネルギー不足で代謝が悪いタイプ
- ストレスが原因で消化機能に影響が出やすいタイプ
- むくみ体質で水分や脂肪を溜めこみやすいタイプ
このように、自分がどのタイプに当てはまるのか診断できます。そして、その悩みにあった薬膳茶が分かり根本からの体質改善に働きかけます。体質改善診断は無料なので、まずは自分の今の状態を確認してみてください。
ブレンドだから飲みやすい
薬膳茶の”苦そう”や”クセがありそう”というイメージがひっくり返るほど、「めぐりこまち」は誰でも飲みやすい味に仕上がっています。その秘密は絶妙なブレンドのバランスです。それぞれの素材の効能を活かしながら、配合量を調節することで苦味を緩和しやさしい甘味を引き出しています。間食代わりにめぐりこまちを飲む方も多く、満足感を得られる薬膳茶です。
ノンカフェインでいつでも飲める
「めぐりこまち」は、全ての商品にカフェインを含みません。薬膳茶には緑茶や紅茶が含まれている場合もあり、カフェインを飲むと寝つきが悪くなったり、体質的に合わない方は飲む時間を選らばないといけません。しかし、ノンカフェインのめぐりこまちはカフェインが苦手な方でも安心して取り入れることができます。就寝前にホットで飲むと気持ちがリラックスして1日の疲れが和らぎます。
専属スタッフのサポートあり
「めぐりこまち」の薬膳茶は通販で販売しています。公式サイトでは、定期購入もあり通常よりもお得に購入できます。
- 通常購入 3,000円(税込)
<定期購入>
- 初回限定価格 980円(税込)
- 2回目以降 2,980円(税込)
定期購入であっても、回数の縛りはないので初回のみでも解約可能です。毎日飲んでいただきたいのでお届けのサイクルは30日ごとになっておりますが、どうしても余ってしまうこともあるでしょう。その場合は、ネット上からお届けサイクルの変更ができます。最大半年までお届けの間隔が変更できるので、その時の体調や残りの数量に合わせてください。
また、定期購入の方のみ公式ラインにて専属スタッフのサポートがあります。めぐりこまちを飲み始めてどのような変化があったのかヒアリングがあったり、普段の食生活に対してのアドバイスを受けることができます。
めぐりこまちを試してみたい方は、定期購入が大変お得です。健康的な生活をしたい方には嬉しい内容ではないでしょうか?
※定期購入の解約はカスタマーサポートへの電話のみです。
解約専用ダイヤル:03-6631-3187
平日:10:00〜17:00(土日祝日はお休み)
平日15時頃は電話がつながりやすくなっております。
めぐりこまちの口コミ
「めぐりこまち」を利用した方の評価は、次のとおりです。
初めて薬膳茶を購入しました。ほんのり甘くて薄味ですが、薄味が好きなので飲みやすいと思いました。まだ飲み始めて3日目なので効果は分かりませんが、朝起きた時や夜ゆっくり過ごす時に飲むようにしています。毎日飲んでいこうと思います。
引用:楽天みんなのレビュー
とても飲みやすく、大満足です!自然の甘みと優しい味がします。こちらを飲んで、体調が整っているように感じます。
引用:楽天みんなのレビュー
とても飲みやすく美味しく、優しい味に癒されます。こちらを飲んで、体調が整ったように思います。
引用:楽天みんなのレビュー
口コミによると、めぐりこまちは甘みがあって飲みやすい点について高評価です。また、気になる効果は個人差があるので一概には言えませんが、以前よりも体調が整ってきたというお声が多いです。今の生活にめぐりこまちをプラスして元気でイキイキとした体を手に入れましょう!
薬膳茶とは体を整えるための習慣
薬膳茶とは、自然の力で体のバランスを根本から整えるお茶です。大切なことは自分の体質を知り、体質に合った薬膳茶を取り入れることです。自分に合わない薬膳茶を飲んでいても効果を実感することは難しいでしょう。
スーパーで購入できる食材を使えば自宅でも手軽に薬膳茶を作れますが、どうしても手間がかかります。ストレスを感じる作業は長続きしないので、まずは薬膳茶がどのようなものであるのか、そして習慣として取り入れることができるのか判断しましょう。そのためには、美味しくて手軽に飲める「めぐりこまち」がおすすめです。
めぐりこまちは、一度飲むと味や香りにハマる方がとても多いです。しかし、中には苦手と感じる方もいるでしょう。そのため、最初は定期購入でお得に試してください。通常価格より1/3の価格で購入できるのは初回限定のみです。
薬膳茶でやさしく体に寄り添い、楽しい毎日を過ごしましょう!