薬膳茶

ダイエット茶の効果とは?健康的に痩せるお茶の選び方や飲み方を紹介

記事の監修

株式会社薬膳の極み 代表取締役社長

依田 恭平

『薬膳を通じて健康的な社会を創造する』をミッションに、薬膳ダイエット茶のD2C事業・薬膳の資格発行事業を展開。セミナー・講演は累計300回以上開催、述べ2000人以上が参加。NHKジャーナル出演。POLAコラム執筆などメディアに掲載多数。

多くの方が、短期的な結果を求めて化学的な薬剤に頼りがちですが、必ずしも最善の選択とは限りません。むしろ、日々の生活習慣を少しずつ見直していくことで、体に優しい方法で理想の体型に近づけます。

そんな方に注目してほしいのが「ダイエット茶」です。ダイエット茶は、脂肪燃焼やデトックス、むくみ解消などの効果があり、体に負担をかけずに無理なく体重管理をサポートしてくれる飲み物です。

今回は、ダイエット茶の効果や成分、正しい選び方と飲み方について解説します。

ダイエット茶の効果とその仕組みは?

ダイエット茶の効果と仕組みの解説

ダイエット茶は、脂肪燃焼や体内浄化、新陳代謝の向上などの働きを通じて健康的な体重管理をサポートします。健康を意識しながら無理なく体型を整えるためには、ダイエット茶の効果とその仕組みを知り、自分の目的に合ったものを取り入れることが大切です。

脂肪燃焼を促進する

ダイエット茶には脂肪燃焼を促進する成分が豊富に含まれており、その代表が「カテキンとカフェイン」です。カテキンには脂肪を分解する働きがあり、体脂肪がエネルギーとして消費されるのを助けます。これにより、運動時のエネルギー消費が高まり、脂肪燃焼が適切に進むのです。

一方、カフェインは交感神経を活性化することで基礎代謝を高めるため、日常的なエネルギー消費量が増え、痩せやすい体質へと近づけます。

カフェインとカテキンの相乗効果に加え、適度な運動を取り入れれば、ダイエットをより円滑に進められるでしょう。つまり、定期的にダイエット茶を飲むことで、健康的な脂肪燃焼が促されるのです。

デトックス効果と体内浄化

ダイエット茶には、体内の老廃物や毒素を排出し、体を浄化するデトックス効果もあります。特に腸内に蓄積された老廃物を排出する作用があり、腸内環境の改善に役立つ成分が豊富です。

例えば、ポリフェノールや食物繊維が豊富なお茶は、腸内で善玉菌の働きを助けることで腸内フローラを整え、便通を改善します。この効果は、便秘の改善や老廃物の排出に繋がり、体内からデトックスされることで代謝も向上し、体が軽く感じられます。

さらに腸内環境が整うことで消化吸収もスムーズになり、栄養が体に行き渡りやすくなるため、健康的な体質改善も可能です。デトックス効果は美容面でもプラスとなり、肌の調子も整うため、見た目の若々しさにも良い影響を与えます。

むくみ解消や新陳代謝向上への期待

むくみは体内に余分な水分が滞っている状態で、ダイエットにおいて悩ましい症状の一つです。ダイエット茶には、カリウムなどの成分が含まれており、利尿作用によって体内の余分な水分を排出する効果があります。むくみが改善されることで体が軽く感じられ、見た目のスリム化にもつながります。

また、ダイエット茶には新陳代謝を活性化させる成分が含まれている場合が多いです。体温を上げて血流を改善することで、基礎代謝が自然と高まり、カロリー消費が増えます。代謝が活発になると全身の血行が良くなり、冷え性の改善にもつながります。

加えて、新陳代謝が向上することで肌のターンオーバーも促され、美肌効果も期待できるため、ダイエット茶はお肌の悩みがある女性にもおすすめです。

ダイエットに効果のあるお茶の成分

ダイエットに効果のあるお茶の成分

ダイエット茶の効果は、成分に左右されます。ダイエットで結果を出すためには、以下のような効果がある成分を含むお茶を選びましょう。

  • カテキン
  • カフェイン
  • ポリフェノール
  • 食物繊維
  • その他の成分

次に、代表的な成分とその働きについて説明します。

カテキン

カテキンは緑茶に多く含まれるポリフェノールの一種で、脂肪燃焼効果を持つ成分です。脂肪分解酵素であるリパーゼを活性化し、体内の脂肪をエネルギーとして効率よく消費します。

また、カテキンには高い抗酸化作用があり、体内の酸化を防いで細胞の老化を抑制します。酸化とは、体内で活性酸素が過剰に生成されることで細胞が傷つき、老化や病気の要因となることです。そのため、抗酸化作用によって活性酸素を除去し、体内の酸化を防ぐことで細胞や肌の老化を抑制し、美容効果ももたらします。

なお、血糖値の上昇を抑制する働きも持ち、食後の急激な血糖値上昇を防ぐことで、脂肪の蓄積を抑制します。カテキンを含む緑茶などを日常的に摂取することで、体脂肪の燃焼効率が向上し、代謝機能も促進されるため、ダイエット効果が期待できるでしょう。

カフェイン

カフェインは、緑茶や紅茶、玉露茶などに含まれる成分の一つで、交感神経を刺激し基礎代謝を向上させる働きがあります。交感神経が活性化されると脂肪分解が促進され、脂肪がエネルギーとして消費されやすくなります。

また、カフェインは覚醒作用もあるため、運動前に摂取することで集中力が高まり、トレーニング効果をさらに引き上げることも可能です。加えて、カフェインは利尿作用もあり、体内に溜まった余分な水分の排出を助けることでむくみの改善にも役立ちます。

厚生労働省によると、健康な成人の一日のカフェイン摂取量は最大400mgまでを推奨するとされており、コーヒーで言うと約3杯分です。カフェインの摂取量に気をつける必要がありますが、適度な摂取であればダイエットの補助として機能します。ダイエットと共にすっきりとした体調を目指す方にとって、適量のカフェインは有用です。

ポリフェノール

ポリフェノールもカテキンと同様に、強い抗酸化作用を持つ成分です。体内で発生する有害な活性酸素(フリーラジカル)を除去し、細胞の老化を防ぎ、美容効果を示します。さらに血糖値の上昇を抑制し、脂肪が蓄積しにくい体質へと導くのです。

血流を改善する効果も持つポリフェノールは、血行促進を通じて冷え性の改善や代謝向上にも貢献します。また免疫機能をサポートする効果もあり、風邪やインフルエンザなどの感染症に対する抵抗力を高められます。

ポリフェノールは主にハーブティーや緑茶に含まれており、ダイエットと美容、健康の多方面で優れた効き目のある成分です。日常的な摂取により、体の内側から美しさを引き出せます。

食物繊維

食物繊維は腸内環境を整え、便通を改善するために重要な成分です。腸内に滞留する老廃物や毒素を体外に排出し、デトックス効果を高めることで、体の内側からきれいになれます。便秘が気になる方は、食物繊維が豊富に含まれているごぼう茶やルイボスティー、黒豆茶などを選びましょう。

食物繊維には満腹感を促す効果があり、食べ過ぎを抑制するなど食欲をコントロールする作用があります。また血糖値の急上昇を抑制し、コレステロールの吸収も防ぐため、生活習慣病の予防にも効果的な成分です。継続して摂取することで、体重管理や体質改善にもつながるため、日常的に取り入れることが推奨されます。

その他の成分

カリウムやゲニポシド酸も、ダイエット茶に含まれることが多い成分です。カリウムは体内の余分なナトリウムを排出することで、血圧を下げる効果があります。特に塩分の多い食事を好む方にとって、カリウムが含まれるダイエット茶は理想的な飲み物です。

また、ゲニポシド酸は脂肪燃焼を促進し、内臓脂肪の減少に役立つ成分として注目されています。さらにインスリンの分泌を促進し、血糖値のコントロールにも寄与するため、ダイエットだけでなく、糖尿病予防にも効果的です。カリウムを含むお茶にはルイボスティーや緑茶、ゲニポシド酸を含むお茶には杜仲茶が挙げられます。

ダイエット茶の選び方とは?

ダイエット茶の選び方

ダイエット茶を選ぶ際には、単に「痩せる効果」を謳った商品に飛びつくのではなく、自分の体質や目的に合わせた茶葉を選ぶことが重要です。

ここでは、ダイエット茶の選び方についてお話します。

体質や目的に合わせた茶葉を選ぶ

ダイエット茶には、利尿作用が強いものやデトックス効果が高いものなど、さまざまな種類があります。自分の体質や体調に適した成分が含まれているか確認し、目的に応じたお茶を選びましょう。

例えば、むくみが気になる方には利尿作用のあるカリウムを含むお茶、便秘が気になる方には食物繊維が豊富なお茶が向いています。また、脂肪燃焼を促したい方はカフェインやカテキンが含まれるお茶を選ぶと良いでしょう。

正しい茶葉を選ぶことで、無理なく健康な体を維持できます。

続けやすい価格のお茶を選ぶ

ダイエット茶の効果を感じるためには、継続的に飲み続けることが不可欠です。高価な商品を一時的に試すだけでは、体に定着しないため「ダイエット茶は効果がない…」と感じてしまうでしょう。そのため、無理なく続けられる価格帯のお茶を選ぶことが大切です。

無理なく購入できる価格のお茶であれば、習慣化しやすく、長期間にわたって健康や体質改善に効果を引き出しやすくなります。また続けやすい価格帯であれば、気軽に試しやすく、自分に合う商品を見つけられます。

生活に取り入れやすい価格のお茶を選び、ダイエット茶を飲む習慣を身につけていきましょう。

ダイエット茶の効果を最大化する飲み方とは

ダイエット茶の効果を高める飲み方

ダイエット茶の効果を最大化するためには、ただ飲むだけではなく、正しいタイミングや適切な量を守りましょう。以下のポイントを押さえて飲むことで、さらにダイエット効果を発揮します。

飲むタイミング

ダイエット茶は、食事の前や運動前に飲むとより有効です。食事前に飲むことで満腹感が得られやすくなり、食欲をコントロールできます。また、運動前に飲むことで脂肪が燃焼されやすくなり、ダイエット効果を高められます。特にカフェインが含まれるお茶を運動前に飲むと、集中力やエネルギーも向上するため、トレーニングの効率もアップします。ダイエットを意識したタイミングで飲むことで、お茶の成分を活かした体づくりが実現できるでしょう。

温かい状態で飲む

冷たいお茶よりも温かいお茶の方が、体が温まることで代謝が上がり、脂肪燃焼効果をもたらします。冷たい飲み物は体温を下げ、血流が滞る原因となりやすいですが、温かいお茶は体を内側から温め、リラックス効果もあります。特に冬場や冷え性の方には、温かいお茶の摂取がおすすめです。温かい状態での飲用は代謝を活性化させ、リラックス効果が高まるため、リフレッシュした気分になります。

1日の摂取量を守る

ダイエット茶は、適量を守って飲みましょう。過剰摂取は、利尿作用が強い成分によって体調を崩す原因になりかねません。一般的には1日1〜2杯が目安ですが、商品ごとに異なるため、記載された摂取目安量を守ってください。また、摂取量を守ることで成分の効能が十分に得られるため、無理なく続けられます。適量を守ることが、健康維持とダイエットの両方に役立ちます。

こまめに飲む

一度に大量摂取するよりも、少量をこまめに飲む方が、血中の成分濃度が安定し、より高い効果が得られます。特にデトックス効果を目的とする場合は、1日を通じて少しずつ摂取することで、老廃物の排出が促進されやすくなります。生活の中でこまめに飲む習慣をつけて、ダイエット茶の効果を引き出していきましょう。

薬膳茶ダイエットを始めるなら「めぐりこまち」がおすすめ

薬膳茶ダイエットにおすすめの「めぐりこまち」

薬膳の知恵と現代のニーズを組み合わせて作られた「めぐりこまち」は、健康的なダイエットをサポートする薬膳茶として注目されています。自然の力を活かしためぐりこまちは、3種類の異なるブレンドがあり、それぞれの体質や目的に合わせた効果をもたらします。

青のめぐりこまち」は水分代謝を促進してむくみを解消し、無理なく続けられる点が特徴です。「白のめぐりこまち」は滋養強壮とエネルギー補給をサポートし、栄養を補いながら健康的にボディメイクを進められます。「黄のめぐりこまち」は体の巡りを整え、ストレスケアやリラックス効果を発揮します。

自分の体質に合わせて選べるため、体への負担が少ない状態でダイエット効果を実感できるでしょう。体質が分からない方は「体質診断」を活用し、最適な「めぐりこまち」を取り入れてみてください。

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