薬膳茶

漢方茶ダイエットで健康的に痩せよう|体質別の選び方と効果を解説

記事の監修

株式会社薬膳の極み 代表取締役社長

依田 恭平

『薬膳を通じて健康的な社会を創造する』をミッションに、薬膳ダイエット茶のD2C事業・薬膳の資格発行事業を展開。セミナー・講演は累計300回以上開催、述べ2000人以上が参加。NHKジャーナル出演。POLAコラム執筆などメディアに掲載多数。

無理な食事制限や激しい運動をしなくても、生活に取り入れやすいでダイエットができたら―

そんな方に注目されているのが「漢方茶ダイエット」です。東洋医学の「巡りとバランスを整える」という考え方に基づき、体質に合ったお茶を取り入れることで、痩せやすい体づくりが目指せます。しかし「どの漢方茶を選べばいいの?」「効果が出るまでどれくらいかかるの?」と疑問を抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで本記事では、漢方茶がもたらすダイエット効果や体質別の選び方、注意点について解説します。

漢方茶ダイエットが注目されている理由

漢方茶ダイエットが注目されている理由

健康的に痩せる、無理のない自然なダイエット法として「漢方茶」が注目されています。ここでは、漢方茶ダイエットが支持されている背景とその理由について解説します。

自然な方法でダイエットしたい人が増えている

最近では「無理な食事制限やサプリに頼らず、自然な方法で痩せたい」と考える人が増えています。食事制限やサプリに頼った方法は、一時的には体重が減りますが、栄養不足で脂肪の燃焼が難しくなり、かえってリバウンドの原因となってしまいます。

漢方茶は「体の内側から整える」という考え方に基づいているため、体への負担は少ないです。また、自然由来の成分でできているため、安心して取り入れられるという声も多く、ライフスタイルに溶け込みやすい特徴を持っています。

体重管理だけでなく、体質改善にも役立つ

漢方茶は単に体重を減らすだけでなく、体質そのものにアプローチが可能です。東洋医学では「気・血・水(気はエネルギー・血は栄養・水は体液)」の巡りが整うことで、代謝や内臓の働きが本来の状態に戻ると考えられています。

その結果、体の余分なものが排出されやすくなり、自然と体重が落ちていくことに繋がるのです。また、慢性的な冷えやむくみ、便秘などの体調不良が改善されることで、痩せやすく太りにくい体質へと変化していきます。

漢方茶のダイエット効果とは

漢方茶のダイエット効果とは

漢方茶は体質を整えることで、代謝や巡りをサポートし、自然に痩せやすい体をつくります。本章では、漢方茶がもたらす具体的なダイエット効果について解説します。

「気・血・水」の巡りを整える仕組み

漢方茶は「気・血・水」の巡りを整えることで、痩せやすい体へと導きます。これらの流れが滞ると、代謝の低下や老廃物の蓄積によって、太りやすい状態になりがちです。漢方茶に含まれる生薬はそれぞれの巡りを助け、代謝を高める、余分な水分を排出するなどの作用を持ち、内側から無理のないダイエットを後押しします。

例えば、気の巡りが良くなると活力が生まれ、運動や食生活の改善にも前向きに取り組みやすくなり、血の巡りが整えば、冷えや肌荒れなどの不調にも良い影響を与えます。加えて、水の代謝が促進されることで、むくみが改善し体がスッキリ軽く感じられ、全体のバランスが整うことで自然に痩せられるのです。

代謝を高め、むくみや便通の改善を促す

漢方茶の中には、体を温める作用を持つ素材や老廃物の排出を助ける成分が含まれています。これにより基礎代謝が上がり、溜め込みがちなむくみや便秘が改善されます。特に、冷え性や内臓の働きが弱いと感じている人には、漢方茶を習慣にすることで自然と代謝が上がり、体重管理がうまくいくケースも少なくありません。

また、腸の動きを促進する食物繊維や利尿作用のある成分が含まれている漢方茶だと、余分な水分や老廃物の排出をサポートします。結果として、内臓のコンディションが整い、脂肪を燃焼しやすい体へと変化していきます。代謝アップはダイエットだけでなく、冷えの改善や肌ツヤの回復など美容面にも好影響をもたらすのです。

内側から整えるため、自然に痩せやすくなる

一時的に体重を減らすのではなく、体内環境そのものを整えるのが、漢方茶のアプローチ方法です。腸内環境の改善やホルモンバランスの調整にも良い影響を与えるため、体の内側から痩せやすくなる仕組みが出来上がっています。急激に痩せるというよりも、無理なくゆるやかに体質を変えていくため、リバウンドしにくいといった特徴があります。

例えば、漢方茶に含まれる植物由来の成分は、腸内の善玉菌の働きを助け、腸の調子を整えます。これにより便秘が改善し、ぽっこりお腹や肌荒れの軽減にもつながるのです。また、ホルモンバランスの乱れによる過食や気分の浮き沈みも整いやすくなり「ダイエットの効果が出ない…」という悩みも解消されます。

体質別・漢方茶の選び方

体質別・漢方茶の選び方

漢方茶の効果を実感するには、自分の体質に合ったお茶を選ぶことが大切です。本章では、代表的な体質タイプとそれぞれに合う漢方茶の選び方を紹介します。

タイプ別に見るおすすめの漢方茶

自分の体質に合った漢方茶のブレンドを選ぶことで、より効果を実感しやすくなります。ここでは代表的な4タイプ別に、おすすめの素材や選び方を紹介します。

気虚タイプ(疲れやすく元気が出ない)
エネルギー不足でだるさを感じやすい人には、人参やなつめ、陳皮など「気」を補う素材入りの漢方茶が効果的です。日常の活力をサポートします。

血虚タイプ(顔色が悪く、肌や髪が乾燥しがち)
血の不足による不調には、当帰(とうき)や紅花(こうか)、クコの実など、血を補う素材が配合された茶が向いています。美容面の悩みにも役立ちます。

水滞タイプ(むくみやすく、体が重い)
体内の水分代謝が滞る水滞タイプには、ハトムギやとうもろこしのひげ、茯苓(ぶくりょう)など利水作用のある素材を使った漢方茶がおすすめです。

気滞タイプ(ストレスを感じやすく、胃腸に不調が出やすい)
気の巡りが悪くなりやすいタイプには、陳皮(ちんぴ)やラベンダー、薄荷(はっか)など気を巡らせる素材が適しています。心身の緊張を和らげてくれます。

まずは自分の体質を知る

漢方茶の効果を最大限に引き出すには、自分の体質に合ったものを選ぶことがポイントです。体質を知る方法としては、まず自分の体の傾向に目を向けてみましょう。「疲れやすい」「冷えやすい」「むくみやすい」「ストレスを感じやすい」など、日常的な症状がヒントになります。

最近ではセルフチェックできる体質診断ツールも登場しており、まずは自分で傾向を知るところから始められます。さらに詳しく知りたい場合や不安がある場合は、専門家のアドバイスを受けてみてもよいでしょう。

体質に合わない選び方は逆効果になることも

体に合わない漢方茶を選ぶと、体質改善どころか不調を悪化させてしまうこともあります。例えば、体が冷えているのに涼性の素材を取り入れると、冷えが強まり、逆効果になります。そのため、体質に合った素材を選ぶことが何よりも大切です。迷ったときは、目的よりもまず“体の声”に耳を傾けましょう。

効果を実感するまでの目安

効果を実感するまでの目安

漢方茶は即効性よりも、継続してこそ効果を発揮するダイエット法です。本章では、効果が出るまでの期間や習慣化のコツ、挫折しない工夫について解説します。

即効性ではなく、継続で体が変わる

漢方茶は、医薬品のように即効性があるわけではありません。体質や生活習慣によって個人差はありますが、通常は1~2か月程度の継続で日常的な不調の改善を実感します。さらに体質改善を目指す場合は、4〜6ヶ月の継続が推奨されています。徐々に体が軽くなったり、便通や睡眠の質が改善されたりするなど、小さな変化を積み重ねていくことを理解しておきましょう。

習慣化できる工夫をする

毎日続けるためには、習慣化しやすい工夫も必要です。例えば、朝食時や寝る前など決まったタイミングに飲むと、自然と生活の一部に組み込まれていきます。また、好みの味に近いブレンドを選ぶことも、続けやすさに直結します。

「おいしいから飲みたくなる」という感覚は、漢方茶の習慣化において欠かせない要素です。さらに友人や家族と一緒に飲むことで、励まし合いながら続けられ、モチベーションが維持しやすくなります。

途中でやめてしまう人の傾向と対策とは

「効果が出ない」「味が苦手」などの理由で、続けられない人もいます。こうした場合、漢方茶の効果の出方には個人差があること、そして徐々に体に働きかけるものであることを理解しておきましょう。

短期間で判断せず、少し長い目で取り組むことが、変化を感じるためのポイントです。また、苦手な味の素材を避ける工夫や他のお茶とブレンドする方法を試してみると、継続しやすくなります。

漢方茶ダイエットで気をつけたいこと

漢方茶ダイエットで気をつけたいこと

漢方茶に過度な期待を寄せすぎると、思わぬ結果を招くこともあります。本章では、効果を最大限に引き出すための注意点と正しい取り入れ方を紹介します。

漢方茶だけに頼ると逆効果

漢方茶を飲めば自然に痩せると思い込み、他の生活習慣を見直さずにいると、かえって体調を崩してしまいます。漢方茶はあくまで「体質を整えるサポート役」です。極端に飲みすぎて体を冷やしてしまえば、むしろ逆効果です。過剰な期待をせず、生活全体のバランスを意識しましょう。

バランスの良い食事・適度な運動も必要

漢方茶の効果を高めるには、食事と運動の見直しが不可欠です。漢方茶はあくまで補助的な存在であるため、食事で糖質やタンパク質、脂質、ビタミン・ミネラルなどの5大栄養素をしっかり摂取し、運動で筋肉をつけることが大前提になります。その上で漢方茶を飲むと「気・血・水」のバランスが整えられて、健康的に痩せられます。

“漢方風”の商品を見極めるポイント

「漢方茶」として販売されていても、実際には漢方の考えに基づいていない商品もあります。特に、合成添加物や過剰な甘味料が含まれている商品もあるため、注意が必要です。パッケージだけで判断せず、使用されている素材やブレンドの目的をしっかり確認しましょう。実際に使用した人の口コミやレビューを参考にすることも、見極めるポイントです。

漢方茶とあわせて知っておきたい薬膳茶の魅力

漢方茶とあわせて知っておきたい薬膳茶の魅力

漢方茶と似たアプローチを持つ薬膳茶も、体質改善に役立ちます。本章では、薬膳茶との違いや共通点、日常に取り入れるメリットについて解説します。

漢方茶と薬膳茶の違いとは

漢方茶と薬膳茶は、どちらも健康をサポートする飲み物ですが、その目的や成分に明確な違いがあります。

漢方茶
主に生薬や薬草を使用しており、病気の治療や予防を目的としています。漢方薬と同様に、特定の症状を改善するために設計されており、医療的なアプローチ要素が強いです。

薬膳茶
薬膳茶は日常的な健康維持や体質改善を目的とした飲み物で、果実や豆などの身近な食材が使われます。薬膳茶は、体調や体質に応じて選ばれるため、より柔軟で個別化されたアプローチができます。

これらを使い分けることで、より効果的に体調管理や美容ケアに役立てられます。

共通する考え方とアプローチ

漢方茶と薬膳茶の目的は、どちらも東洋医学の理論に基づき、体のバランスを整えることです。どちらも体質に応じて選ぶことを重要視し、漢方茶は生薬の力、薬膳茶は食材の働きを活かして体調を整えます。また、病気になる前にケアする「未病」の考え方も共通しており、日常的に取り入れることで、予防や健康維持に繋がります。

薬膳茶が美容と健康に選ばれる理由

薬膳茶は体の内側から整えることで、肌の調子や気分の安定など、心身にさまざまな良い変化をもたらします。

自然由来の成分
シソやごぼう、にんにくなどが使われており、免疫力を高める作用や抗炎症効果をもつ成分が含まれています。こうした働きによって、体の内側から健康をサポートします。

美容効果
肌の新陳代謝を助ける成分が含まれているため、美肌効果が期待できます。特に、ビタミンやミネラルが豊富な食材が使われることが多く、日常的に飲むことで美容にも良い影響を与えます。

飲みやすさと楽しさ
味や香りが楽しめるように工夫されているため、毎日の習慣として無理なく続けやすい点も薬膳茶の魅力です。

健康や美容に関心の高い人にとって、薬膳茶は“継続しやすいインナーケア”として選ばれています。

薬膳茶ダイエットを始めるなら「めぐりこまち」がおすすめ

薬膳茶ダイエットを始めるなら「めぐりこまち」がおすすめ

めぐりこまち」は、体質改善や美容・ダイエットサポートを目的に開発された薬膳ブレンド茶です。体質に合わせた「青・白・黄」3種類のめぐりこまちがあり、「青のめぐりこまち」は水分代謝を促してむくみを解消、「白のめぐりこまち」は滋養強壮に着目し、疲れやすさや元気のなさをサポートします。「黄のめぐりこまち」は気や血の巡りを整えることで、冷えやすさや重だるさが気になる方に向いています。

味は、どのタイプも日常の食事や水分補給に取り入れやすい「ほんのり甘い風味」となっており、体の内側から整えることで健やかなダイエットを続けたい方におすすめです。「自分に合うタイプが分からない」という場合は、体質診断を試してみましょう。自分に合ったお茶が見つけるヒントになります。

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